在日朝鮮人差別の根源を問う-朝鮮解放76周年記念講演会(会場/オンライン同時開催)
◆日時:2021年8月21日(土)14時~16時
◆場所:ラボール京都・大ホール
※住 所 :〒604-8854 都市中京区壬生仙念町30-2
※H P :http://laborkyoto.jp/
※アクセス:阪急西院駅下車 北/南改札口より東へ徒歩約1分
京福電車(嵐電)西院駅下車 東へ徒歩約1分
◆参加費:500円
◆主催:「朝鮮解放76周年記念講演会」実行委員会
※お申込みいただいた方は、9月末日までyoutube上で録画配信をご覧いただけます。
*講演テーマ*
「在日朝鮮人の自由と存在の歴史学-従属と支配の論理を超えて」
・講師:鄭祐宗(チョン・ウヂョン)氏〔同志社大学大学院グローバル・スタディ―ズ研究科准教授(有期)〕
・プロフィール:1983 年大阪府生まれ。 専門は近現代朝鮮日本の政治社会史。 博士 ( 文学 )。 同志社大学大学院グローバル・スタディ―ズ研究科准教授(有期)
*講演概要*
本講演では、 「植民地支配責任」 という概念を念頭に置きながら、 在日朝鮮人をめぐって 「日本国家が負う義務」 という視点からお話してみたいと考えています。 講義では日朝間あるいは在日朝鮮人の近現代史を主題にお話しますが、 その際タイトルにある 「在日朝鮮人の自由と存在の歴史学」 というモチーフを大事にしています。 日朝間には二つの論理がシンプルにあり、 一方には人々が 「等しく生きるという論理」 が、 他方にこれと正反対の 「従属と支配の論理」 がありました。
在日朝鮮人は日本社会で差別され迫害を受けるために存在するのではありません。 「関東大震災朝鮮人虐殺」 は二重の意味での朝鮮人迫害でした。 第一は日本官民による文字通りの朝鮮人虐殺事件として。 第二は 「朝鮮人は差別され迫害を受ける存在である」 と存在そのものの歪曲を図った事件としてです。 にもかかわらず後者の 「朝鮮人は差別され迫害を受ける存在」 という認識そのものを、 虐殺に手を染めた立場においても、 虐殺を批判する立場においても共有している面があると言えます。 なぜこのような問題点があるか。 「従属と支配の論理」 に慣らされているからだと言えるでしょう。
本講演では、人々が 「等しく生きるという論理」 に依拠して、在日朝鮮人の享受する自由と彼らの存在を考えます。 キーワードが単なる「在日朝鮮人の歴史」ではなく、「在日朝鮮人の自由と存在の歴史学」とあるのは、上記の問題意識によるものです。
【申し込み方法】
1)会場参加のお申込み(先着70名)
・メールでのお申込み
kyotorekisikj@gmail.com に、①お名前、②住所、③連絡先をお送りください。
・電話でのお申込み
075-313-2171 に、①お名前、②住所、③連絡先をお伝えください。
2)オンラインでのお申込み
・<peatix>からお申込みください。
2021.8.21 「在日朝鮮人差別の根源を問う~朝鮮解放76周年記念講演~」 | Peatix
〔お問い合わせ先〕
・メール: kyotorekisikj@gmail.com
・電話番号: 075-313-2171