新型コロナウイルス感染症対策専門家分科会は8月24日、第7回目となる会合を開き、会見で偏見・差別に関するワーキンググループを設置することを発表しました。分科会の尾身茂会長は「偏見と差別ということが、このところ大きな社会的問題になっている」と発言し、そのための議論が、ワーキンググループで省庁の壁を超えて行われることになりました。
その新型コロナウイルス感染症対策分科会の下に設置される「偏見・差別とプライバシーに関するワーキンググループ」の初会合が9月1日に行われ、WGは今後実態把握のため医療・介護関係者らにヒアリングを行い、11月をめどに中間取りまとめを公表する方針です。
その他8月11日には、全国知事会が「全国知事会からのお願い~『おもいやり』と『やさしさ』の輪を広げましょう~」というタイトルの声明を発表し、8月25日には文部科学省から「新型コロナウイルス感染症に関する差別・偏見の防止に向けて」という大臣メッセージが発表されました。
また、京都弁護士会が7月21日、「新型コロナウイルスに関連する差別や誹謗中傷を許さず、差別のない社会を実現するために全力を尽くすことを決意する会長声明」を発表するなど、政府、行政、民間団体が様々な媒体を通して啓発活動を行っています。
▲日本赤十字社ホームページより抜粋「新型コロナウイルスの3つの顔を知ろう」
http://www.jrc.or.jp/activity/saigai/news/200326_006124.html
〔京都府こころのライン相談(コロナ関連)〕
https://www.pref.kyoto.jp/yorisoi/line.html
*実施期間:2020年7月31日(金)~2021年3月31日(水)
*相談時間:月曜日から金曜日19時~22時(受付終了:21時30分)
※土・日・祝・年末年始(12月29日~1月3日)は、15時~22時(受付終了:21時30分)
〔法務省HP〕