新型コロナウイルスの感染者数が急増しているのは、変異株「オミクロン株」の一種でさらに変異した新系統「BA.5」への置き換わりが原因の一つだと言われています。
感染力がより強いとされる「BA.5」は、ワクチン接種や感染で獲得した感染を防ぐための免疫を回避する能力が高いとされていますが、ワクチンには重症化を防ぐ効果があり、専門家は現在の接種を積極的に進めるべきだとしています。
感染力の強い「BA.5」が主流になっても、これまでと変わらず、3密や大声を出す場面を避けることー特に、今後夏休みに入って、人と人との接触機会が増えることなどが予想されるのでーマスクの着用や手洗いなど基本的な感染防止策の徹底が呼びかけられています。
注意すべき点として、オミクロン株は感染拡⼤のスピードが速く、マスクを着用していても、換気の悪い場所でのマイクロ飛沫やエアロゾルによる感染が確認されているため、これを防ぐための効果的な換気が重要です。夏場は室内の温度が外気よりも高くなるため、エアコンや扇風機を活用して熱中症を予防しながら換気を行いましょう。
